やりくり上手になりたい日々

みゆみゆ さんの家計簿日誌

2022-06-02

太陽光ってどうなの?って話

東京都は戸建ての新築を建てる際に太陽光パネル設置の義務化条例が制定されるようですが、果たして太陽光は節約になるのか?ということが知りたい人って多いと思うんですよね。

 

何故なら建てる人、つまり住宅の購入者側が太陽光パネル代を負担することになるから、その分節約できます、だとか、むしろ収入にならないと、都は都民に対して負担を強いてるだけなのでは、ってことになるからなんですよね。

 

 

 

で、私も去年注文住宅を建て、一年間だけ住んだ経験があるので、それを踏まえて果たして「実際のところどうなのか」って話をちょっとしようと思います。

 

更新は止まってしまいましたが、注文住宅を建てるにあたって、以前ブログでまとめてましたので、新築を考えてる方はご参考ください。→→貯蓄0から始めるマイホーム計画@i-smart

しれっと宣伝してますが、本当に途中で申し訳ないww

 

まず、太陽光パネルって設置するだけじゃなんの意味もなくて、太陽光から得た電力を貯める蓄電池ってのが必要になります。下手したら(載せるパネルの量にもよりますが)蓄電池の方が高くつく。

私が買ったのは工務店が某電気屋と共同開発したという自社製品(つまり、これでも安いということ)なんだけど、蓄電池ひとつで130万円。耐久性はメーカーによりけりだとは思うけど、購入当時に言われていたのが10~15年程度、ってことらしいです。年間13万ならそんなに高くないのでは?って感じる人も中にはいるかもしれませんが、10年なり15年なりごとに買い替える必要があるとなればまぁ決して安くはないでしょう…。

 

で、さらに気になるのが売電収入だとは思うんですが、残念ながら買取額が年々下がってきてるんですね。

例えば10年前だと買取額も高かったため、最終的にはパネルも蓄電池代もペイできて、なんならプラスに転じてたとかいう話らしいですから、当時の人は誰も文句言いませんよねってことらしいんですが、残念ながら、現在ではペイできるかどうかもギリギリの買取単価。さらに、契約から10年だか20年だかは買取額が固定するのである程度の収入にはなるそうなんですが、それ以降は毎年改定される単価になるようなので、その時単価が1/10とかでも文句言えないっていうシステムなんですね、とってもこわいw

 

しかしですよ、実際去年一年住んで家計の状況はどうだったか、と言いますと

今くらいの季節5~9月くらいは日照時間が長いこともあって+20,000円~40,000円くらいの収入なんですね。

これは、一か月5,000~10,000円くらいの電気代と相殺してなおプラスになった金額です。

つまり、冬場に私が一日中PS4PROでゲームしてても、最低2,000円くらいはプラスになってた、というわけです。

なお日照時間が短い冬場であっても10,000~15,000円くらいはプラスになったので、それをすべてローン返済だとか、来たる蓄電池買い替え代として貯蓄するのであればまぁ悪くはないかもですが、プラスに転じさせるのはこれからの時代とても難しいのではないでしょうか。

なお、当時の我が家では13kw分の太陽光を載せていたので(屋根がほぼすべて太陽光パネル)この売電価格ではありましたが、果たして東京都でこれだけの太陽光を載せられる家を買おうとしたら本当にお金持ちだと思う…。

 

というわけで、環境には優しいかもしれないけど、将来的な節約だったり、貯蓄を考えてる人にはお財布に厳しいのではないかな、という話でした!

 

それより今は、今夏からの値上げが厳しいようなので、対家計簿戦略を練る方が大事なのではないかな、と思います。

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